今年3月には医学部入試後期日程の合格発表がありましたね。
見事医学部に合格された方はおめでとうございます。
残念な結果に終わってしまった方も、次年度に医学部を受験される方は
昨年度に足りなかったポイントをしっかり把握して後悔のないよう勉強に励んでください。
今回に記事では医学部を目指している方々に、医学部を目指す理由を考えて欲しいという思いから書いています。
あなたが医学部を目指す理由は?
あなたが医学部を目指そうと考えているなら、もう一度将来の展望について見つめ直す時間を作って欲しいと思います。
なぜなら医学部に行けばほとんど人が医者という道を歩まざるを得ない状況になるからです。
そうなった時、医学部や医療業界の常識や現実を知らずに医者になると後悔することになるかもしれないからです。
「自分は本当に医者になりたいのか?」
「医者に向いているのか」
と言ったことをもう一度自分の心に問いかけてみて欲しいのです。
医学部入学に必要な偏差値は高騰
医学部受験ブームをご存知ですか?ここ10年くらい続いていて、こぞっで医学部に入ろうという動きがあります。
その中でも受験エリート校で医学部を受験する人が増えてきているという現状があります。
こう言ったエリート校で医学部を志望する受験生が増えたことで、国立大学の医学部や、有名な私立大学の医学部は
東大に入るより難易度が高くなったと言われています。
この異常な偏差値高騰ははっきり言って「普通ではない」と言えますね。医学部はそもそも医師を育成するのが目的だからです。
全国模試で上位を狙うような偏差値の高い人々がこぞって目指すべきところではないと思います。
東大の医学部も他の大学と同じく医師を養成するための職業訓練校です。
なのに東大の中で理Ⅲが偏差値トップである意味はあるのでしょうか。
成績がいい人は「医学部」を目指すという考え
なぜ超エリートの生徒たちが、医学部を目指すような風潮になってきたのかを考えてみましょう。
要因の一つとしてはリーマンショックが挙げられます。
経済の低迷によって、「安定して高収入を得られる仕事」につく目的で医学部を受験する人が多いそうです。
また空気的な漠然としたものですが、「頭いいやつはやっぱ医学部狙うでしょ!」という空気もあるそうです。
医師は本当に「安定して高収入を得られる」のでしょうか
厚生労働省がまとめたこんな調査をご存知でしょうか。
その調査とは、「医師の需給推計」というもの。医師が今後どれだけ求められ、どれだけ供給できるかという調査ですね。
2016年の調査では現在の速度で医師の数が増えていくと、人口の減少に伴い、2033年ごろには需要と供給が均等になり、
その7年後以降には需要が上回る予想されています。
今医学部に入った人が、医師としてピークを迎える10数年後には需要と供給は均等になり、その後医師余りの時代が来てしまうかも知れません。
医学部受験をうけ、合格するのはあくまでスタート地点に立つ資格を与えられた、にすぎません。
本当に、人生を医師として生きていく覚悟と信念がありますか?
「医者になれば大丈夫だろう」という気持ちではあとあと後悔することになるかも知れませんので、
もう一度よく考えて、医学部受験に臨んでくださいね。