ここでは医学部を受験し、見事合格するために意識してもらいたい重要なポイントを6項目に分けてご紹介したいとおもいます。
医学部受験には、別の学部の受験とはすこし違うポイントもありますので
その辺りもチェックしておくと、受験対策に役立つかもしれません。
①不得意分野をなくすことが大切
医学部の受験は他の学部の受験と比べて見ると、医学部の特徴的なポイントが見えてきます。
まず受験科目でいうと、得意科目でどんなに良い点数を取れても、不得意分野があるとカバーできないという特徴があります。
基本的には「英語」「数学」「理科」は基礎知識を固めて平均以上の実力をつけておく必要があります。
その理由は医学部は受験生が多いため、入試でも僅差で多くの受験生が競り合っているから。
そしてもう一つ、「大学側が多くの情報をしっかり処理できるか」というところを見ているからです。
得意分野に抜きん出ているより、全ての範囲をしっかり学習できているかを見ているのです。
つまり受験勉強をするときは、「苦手をなくす勉強」をしなければいけません。
他の学部でも苦手をなくすことはとても大切ですが、医学部に関してはそれが特に重要になってきます。
②「大学を研究する」の罠
受ける大学によって試験の出題形式の傾向が違ったりします。マークシートが多い大学、記述問題が多い大学、どれくらいの難易度かなど
受ける大学の傾向を研究しておくことによって、入試でしっかりと実力を出すことができるようになるでしょう。
しかしこれだけに頼りきってはいけません。受ける大学の過去問だけを集中的に解いて行く勉強はお勧めしません。
なぜなら問題の内容にはそれほど大差が無いからです。
自分自身の弱点を見極めるために、大学別の対策を立てて学習を進めて行くことにも意味があります。
模擬テストは大いに利用する
医学部受験生のための予備校では模擬試験を行っているところがほとんどです。
自分は今どれくらいの実力を持っているのかを知るためには必須と言えるでしょう。
ですが模擬テストを受ける際に気をつけてほしいポイントがいくつかあります。
まず、模擬試験の得点や順位に執着するのはやめましょう。
問題の難易度は調整されながら毎回変化しています。
前回の模擬テストよりも点数が下がったけど、順位は上がったということもよくあります。
あまりこの数字にこだわりすぎて一喜一憂していると、学習スケジュールを守れなくなってしまいます。
では模擬テストを利用するポイントとはどこでしょうか。
それは「偏差値」です。平均的な偏差値は50くらいになりますが、
受けた模擬試験のなよう、受けた人の学力によって異なります。
正確な数字は予備校で適切な助言をしてもらわないといけませんが
ここではざっくりした数字でご説明します。
医学部の受験を目指しているなら、全科目の偏差値が60以上で安定すれば、合格圏内といっていいと思います。
模擬テストは「偏差値」のために利用しましょう。
③学力だけじゃ無い。面接と小論文対策も
医学部の多くは、学科試験だけじゃなく、面接と小論文必要になってきます。
医療職は人間の命を扱う仕事ですので、人間性を見るためです。
しかし、面接と小論文に関しては大学によって評価の対象は大きく異なっています。
実際に受験受けた人からのアドバイスなど、情報を集めて対策を立てましょう。
基本的には、「人として当たり前のこと」ができていれば大丈夫だと思います。
「ちゃんと人のに耳を傾けて聞くことができる」、「自分の考えを発現できる」などを
しっかりとこなせば問題はないはずです。
一つ注意するところがあるとすれば、小論文の誤字脱字。
これは読み手側がかなり印象悪くしてしまうので何度も確認しましょう。
④センター試験を受けて損はない
最近の医学部は、私立でもセンターに参加することが多くなって来ています。
センター試験で必要な点数は、国公立大の医学部入試の合格点と同じくらいになると思っておいてください。
模擬テストのつもりで受ければ良いと思います。
⑤推薦入試の注意点
推薦入試というと安心して受験できる印象がある方もいるかもしれませんが、全く油断はできません。
例えば指定校推薦は、競争率が3倍や4倍もあるので安心していられません。
一般推薦は、推薦は簡単に取れたりするのですが、倍率4倍くらいは覚悟しておきましょう。