医学部受験の人気は年々増加しています。若い世代(学齢)の人口は減少傾向にも関わらず、
医学部を志望校にしている人は20年前は約90,000人程度でしたが、ここ数年で130,000にまで増加しています。
医学部入学定員の約14倍もの受験生が医学部を受験しているのです。
医学部は合格率7%前後の超難関
国公立の入試倍率は前期試験で約5倍程度、後期試験で約18倍となっています。
私立大学の医学部であれば入試倍率は二桁倍以上が当たり前で、一般入試は50倍を超えることもざらにあります。
全てを平均してみてみると、医学部の合格率は7%という超難関受験ということになります。
同じく難関試験である「司法試験」でも合格率は25%以上あります。
医学部受験は司法試験と比べても4倍以上の差があります。
医学部に必要な偏差値
全国展開している大手予備校「河合塾」によると全ての大学医学部の最低偏差値は62.5というデータが出ています。
62.5という偏差値は、全国全ての受験生の上位10%くらいのレベルです。
つまり大学を受験する10人中、トップの偏差値になることができれば医学部に入れるかもしれないという次元です。
医学部実績を稼ぐ学校
とある進学校の話ですが、理系のトップクラスの生徒の60%以上が医学部を志望するといいます。
東大の理科系(医学部に進学できる理科III類以外)に合格できる成績の生徒が地方の国立大学医学部を受験して、確実に進学していくケースも出てきています。
これは高校側が進学実績を稼ぐために行なっている場合があります。医学部志願者が多い時代ですので医学部の合格率が高い高校は人気が出ます。
社会人の医学部受験者が増加している
医学部受験は高校生だけでなく、医学部以外の大学在籍者、また大学を卒業した人が医学部を受験するケースが増加しています。
東大や、早慶上智などに通っている大学生、卒業せい、教員や弁護理など、様々な人が医学部受験に挑戦しています。
医学部は比較的、浪人生や社会人の再受験は歓迎しているところがあります。
医学部には10%以上が再受験者と言われていて、「再受験コミュニティ」というのがある大学もあるそうです。
いかに勝ち残るか
医学部受験を目指す受験生にとって合格率7%というのは耳を塞ぎたくなるような現実ではありますが
実際に医学部に合格している人は確実いに存在します。
狭き門をくぐり抜けて医学部受験に成功するか、失敗して93%の方に入ってしまうかはあなたの行動次第です。
独学や高校での授業だけでは医学部合格は難しいので、合格者のほぼ全てが予備校に通っています。
この「予備校選び」が医学部受験の結果に大きく影響します。
なるべくたくさんの実績が高い医学部予備校から話を聞き、あなたと相性の良い予備校を見つけてください。
それこそが医学部合格への一歩目です。