現在定員の数十倍の受験者がいる医学部ですが、どうしてここまで医学部に人気が出たのでしょうか。
もちろん医師という職業は昔から憧れの職業としての位置付けでした。
お給料も良くて、医師という肩書きも良くて、安定した職業です。
そして何より男性によっては「女性にモテる」というイメージもあると思います。
良い給料で良い生活ができて、人から感謝されることも多いので
ただ単にお金のことだけを目的で医学部を目指す若者はほとんどいないと思います。
それにしてもこれだけ医学部志願者が増えたのは他の理由があるかもしれません。
医学部人気の要因とは
少し前に話題になった「妊婦のたらい回し事件」が一つのきっかけになっている可能性があります。
この「妊婦たらい回し」とは、受け入れてくれる病院が見つからず出産間際の女性が救急車でたらい回しにされたというものです。
当時の厚生労働省は「医師不足」を公言し、医学部の店員数が増加されていくことになりました。
医師を増やすために定員を増加し、医学部受験を促す風潮になっていたので、今の人気が好都合ではないかと思ってしまいますが
今の医学部人気はその程度のものではありません。
国が医師を目指す道を推奨はしていますが、定員増加数とは比べ物にならないぐらい、志願者が増えているのです。
つまり溢れかえってしまっているという現状です。
将来を見越した医学部受験
バブル崩壊後の10年は「うしなわれた10年」と言われていましたが、それが10年では終わらないのではないかと噂されていました。
もしかすると「失われた20年」になってしまうのではないかという雰囲気があります。アメリカでのリーマンショックで日本でも大きな影響があり
世界的な不況に陥りましたね。
こういった出来事により、安定を求める若者の進路として医師が選ばれているのではないかと考えられます。
これから高齢化社会となっていきますので、需要はどんどん伸びていくと予想されます。
そんな安定して働ける医師が今爆発的人気を見せているのかもしれません。